わきがと人種の関係
わきがはアポクリン腺から出る汗が主な原因とされているのですが、
実は、わきがは人種とも関係があると言われています。
例えば、日本人というのは欧米の人に比べるとわきがになっている
人の確率は少ないといわれています。その理由というのは体質、
人種が違うからです。
ですから、わきがの人が多い国ならそれほどわきがであるということが
目立つことはなかったのですが、逆に日本の場合にはわきがである
人が少ないために目立ってしまうため、悩みになるとも言われています。
欧米の場合は、わきが体質の人が多いですから、それほど悩みの種に
なるようなことはありません。黒人の場合は、ほぼ100パーセントと
されていますし、白人の場合も7割から9割となっています。
これに対し日本人は、わずか10〜15%の人がわきが体質とされています。
このように日本人は欧米人の比率に比べるとかなり少ないのですが、
なぜ欧米人の方がわきがの人が多いのかというと食生活や文化の
違いにあるといわれています。
欧米人の場合には、動物性の脂が多い食事を中心にしているので、
わきがの原因になっているアポクリン汗腺の数が増えて分泌される
汗の量も増えるとされています。
日本人はもともとわきが体質の人はいなかったのですが、ここ数年で増えた
理由としては食生活の欧米化が進んでいることが原因で、日本人でも
わきがに悩む人が増えたといわれています。