わきが手術のボトックス注射

わきが治療の一つにボトックス注射があります。これはボツリヌス菌という菌を注射するという方法です。この方法を利用した場合には、筋肉の収縮が治まってしまいますから神経にこのボツリヌス菌の毒がまわります。この毒がまわって神経が麻痺することを利用して汗腺が活発に動くことを抑えるという治療法です。

 

アポクリン汗腺やエクリン汗腺の働きが活発になっているためにわきがというのは発生しているのですが、この二つの汗腺の動きを抑えてしまえば、わきがの症状もいっしょにストップできるというわけです。汗腺の働きがストップするということは、わきがの臭いが臭わなくなるというだけでなはなくて、汗をかき過ぎる多汗症にも効果があるとされています。

 

ボトックス注射のメリットとしては、脇の下にボトックスを注射するだけの方法ですから、手術にかかる時間は数分とかなり短いです。ボトックス注射は治療した跡も残りませんし、治療時間が短いというメリットがあげられます。他にも注射するときの痛みだけで済みますし、終わってからも痛みがないことも特徴です。

 

逆にデメリットとしては、治療の効果に個人差があるので、効果がある人とない人の差があるという事です。それだけでなく、効果は数か月くらいしかありませんから、せいぜい1年以内にはまたボトックス注射を受ける必要があり、完治するということはないことがデメリットと言えるでしょう。

 

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